様々なケースにおけるデータ復元の方法

 

1. ファイルを削除してしまった、またはごみ箱を空にしてしまった
ごみ箱を空にしてしまったり、またはシフトキーを押しながらファイルを消去してしまうとそれらのファイルはごみ箱から消えてしまいます。ネットワークシェアによってアクセスしているユーザーが消去したファイルもごみ箱には入りません。Windowsはそれらのファイルをリストアする機能を備えていないからです。

復元を実行するためには、手順1で該当メディアを選択し、手順2でファイルが消去されたボリュームを選択します。最後に手順3で「ゴミ箱から削除した場合」を選択し、スキャン結果から復元対象ファイルを選択し、別のドライブに保存します。

もし上記の操作でもファイルが見つからない場合には、手順3に戻り、「フォーマットした場合」を選択して下さい。このスキャン処理にはかなり時間がかかりますが、「ゴミ箱から削除した場合」で見つからないファイルが見つかる可能性があります。

 

 

2. ファイル/ディレクトリが見つからない
削除していないにもかかわらずファイルまたはディレクトリが見つからない場合には、手順3で、「フォーマットした場合」を選択して下さい。

 

 

3. ハードディスクをフォーマットしてしまった
フォーマット済みドライブ(パーティションは未変更)からデータを復元する場合、手順2で該当ボリュームを選択し、手順3で、「フォーマットした場合」を選択して下さい。

ドライブをフォーマットする際に、パーティションサイズの変更やフォーマットタイプの変更を行った場合、手順2でディスクを選択し、手順3で、「フォーマットした場合」を選択して下さい。

 

 

4. ボリュームが失われてしまった(ドライブが認識できなくなった
ドライブが認識されない、またはマウントに失敗してしまう場合、手順2でディスクを選択し、手順3で「損失ボリューム検索」を選択して下さい。この操作では、損失ボリュームのヘッダ情報しかスキャンしません。スキャン完了後、自動的に手順2に戻り、損失ボリュームが検出されると損失ボリュームが緑色のアイコンで表示されます。そのボリュームを選択し、データ復元を行って下さい。  

 

 

5. Windowsが故障してシステムを起動できない
コンピューターにハードディスクがひとつしかなくWindowsを起動できない場合には「EasyRecovery™」がインストールされている他のシステムにそのディスクをスレーブディスクとして接続することによりデータを復元することができます。

もしハードディスクがシステムBIOSにより認識されない場合にはそのディスクは物理的ダメージを伴っていることが考えられます。物理的ダメージを被ったドライブからはソフトウェアによるデータ復元は不可能になります。

 

  


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